部課長としては、いつでも相談にのる構えでいることを忘れないでください。 そして、いつもQCCに関心を示している態度を忘れないでください。
最も愚かなのは、重要課題から外れたテーマで、したがって部課長も注目せず、そんな雰囲気の中でQCC活動をすることです。 すなわち、そんな場合、メンバーは空しく、うしろめたく、または、遊び半分でいい加減にしかやりません。
「テ‐マ設定にあまり口出ししてはいけないような気がするのですが」とんでもない。 繰り返して言いますが、QCCがいくら自主的活動だからといって、大枠で会社としての経営方針(目標)を達成する一環としての活動です。

ですから、QCCのテーマが会社の路線を逸脱していればお話になりません。 ただ部課長が「口を出す」という考えを抱いていたり、QCCメンバーが「(上司から)口を出された」と感じるようなムードがあるのは、よろしくありません。
遠慮することはありませんが、それがメンバーの好感をもって受けいれられるような後方支援なり側面援助というかたちでありたいものです。 ところで”テーマ”ですが、次の点に留意して設定するよう導きます。

会社の経営方針に沿い、かつ部課の目標達成のための、重要課題に関するもの、客先、他職場、前後工程などから要望されており、現に職場の中で困っている問題。 できるだけ身近かで、具体的な問題・メンバーが共通に関心をもち、参加できるもの・解決の方法が見込めたり、見通しがつきやすい問題で抽象的で難しく、高級なテーマは避けましょう。
「私の職場のQCCで”時間内に仕事を終わること”というテーマを設定しました。 ところが、経営コンサルタントから、それはテーマにならないと言われました。
なぜでしょうか」大事な点ですね。 仮りに「時間内に仕事を終わること」という課題に対して次にどういう考えでしょうか。


たとえば「翌日に回せばいい」「締切りを厳重にする」とか、極端なものでは「仕事が途中でも時間がきたらやめればいいだけさ」という答えが出てくるに違いありません。 ところが「時間内に仕事を終わること」ではなくて、同じ内容ですが「時間内に仕事が終わらない」というテーマを設定したら、考えの流れとして次に「なぜ?」という疑問が生まれ、原因を追及して、根本のネックを取り除くという思考のプロセスをたどることになります。
これが、問題提起←問題解決のやり方なのです。 表現の違いということでもありますが、次に「なぜ?」と考えが流れるような”問題”そのものをテーマに設定してください。

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